ブルーインパルスをもっと楽しむための基本用語集その1(航空用語編)

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 航空ファンやパイロットとの会話では専門用語が多く飛び交います。ブルーインパルスを見て 初めて飛行機の世界に興味を持った方にも、もっと航空祭やこのホームページを楽しんでもらう ためによく使われる基本用語をまとめてみました。
 
タワー管制塔のこと。飛行場の見通しのよい所に設けられた塔で,離着陸しようとする航空機に離着陸許可を与えたり、空港周辺の管制圏内を飛行する航空機を管制する。
ハンガー格納庫のこと。航空祭では、音楽隊のコンサート会場や、パイロットの装備や航空機の装備の展示会場になる。
エプロン駐機場のこと。航空祭ではこのエプロンがショウ会場になる。
タクシーウェイ誘導路のこと。航空機が駐機場(エプロン)と滑走路との間を移動(タクシング・taxiing)するために設けられた通路。
ランウェイ滑走路のこと。
タクシーアウトエプロン(駐機場)から航空機が誘導路に向け地上滑走すること。
タクシーバックタクシーアウトとは逆に誘導路からエプロンまで戻ってくること。
G(ジー)重力の作用により物体には重量がある。何もしない状態は1G。一方航空機やジェットコースターなどに乗り,加速運動を行うと物体には,重力のほかに,遠心力などの力も作用する。結果的には,これら両方の力を合わせた力が作用している。加速運動中の物体に働くこの力(合力)と,静止しているときに働く力(重量)との比をGと呼んでいる。
耐Gスーツ航空機が旋回や宙返りなどの機動を行うと大きなGがかかる。その影響で血液が下半身に急激に集まると、ブラックアウト(色調が無くなり、視野が狭くなっていく症状)を起こし、さらに高いGを受けると失神してしまう危険な状態になる。これを防止させる為にGを感知すると下半身を空気圧で締め付けて、血液が下半身へ集中するのを防止する保護装備をGスーツと言う。1.5Gくらい緩和されるらしい。
ギヤ航空機の車輪のこと。
ランディングライト離着陸時に滑走路を照射するためのライト(着陸灯)。ブルーインパルスでは4機による最初の科目、ダイアモンドテイクオフ&ダーティーターンの時ギヤを降ろした状態でランティングライトを点灯させ会場正面から侵入してくる。
シーリング雲低(地表からの雲の高さのこと)
タービュランス乱気流のこと。
フライバイ航空祭などのセレモニーで、編隊を組んで低空通過すること。
パッチワッペンのこと。
TR訓練待機(トレーニング・レディネス)。ブルーインパルスでは練成中のパイロットの事。
OR実働待機(オペレーショナル・レディネス)。ブルーインパルスでは、正パイロットの事。
GCA(Ground Controlled Approach)着陸の際、視界不良により滑走路が見えない時、レーダー誘導によって行われる計器進入のこと。誘導は地上の管制官の声(無線交信)によって行われる。
TOT(Time On Target) 地点(目標)の上空を通過する時刻。フライバイのイベントなどで空自関係の人からTOTは11時なんて言葉を聞いたら、11時に合わせて飛んでくると思えばよい。
RTBReturn To Base 基地へ帰ること。これを真似して、ファンが基地から家に帰る時に「今からRTBします。」などと使う。

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